結露は特に厄介。カビやダニの発生を誘発し、アレルギーの原因となります。また結露があるお家は10度以上の温度差ができる場所があるという証拠でもあり、この温度差が気遣いないうちに少しずつ体にダメージを与えています。2000件を超える経験からわかったのは、ご相談内容は似ていても、同じ条件の家はないこと。でもご安心を結露対策は熱計算。お家個々にしっかり調べて計画(熱設計)すれば結露はなくなります。結露はもちろんのこと。寒い。暖房が効かないなど住まいの熱のことなら是非に私にご相談ください。まずはあなたのお悩みを聞かせてください。
責任者:中西繁樹
冷たい場所がなければ結露は発生しません
暖かい空気が窓など冷たい場所に当たり空気中の湿気が水玉に姿を変えたのが結露です。ですから、断熱リフォームで断熱性能を上げてあげて、お部屋のどこを触っても冷たくない状態にしてあげれば結露はしません。そして、この方法は快適温度とも深く関係しています。
結露が一番つきやすい窓から考えてみる
冬の時期に結露が付くのは主に窓。窓に結露が付くのは、建物の中で一番温度が低いからです。窓の断熱性能を上げて外気に触れても冷えることがないように断熱性能を上げればいい。この答えに間違いはありません。そしてもう結露はこりごりだからとできるだけ断熱性能が高い窓を選びたくなるものです。でもそこには危険が潜んでいます。
その結露対策は夏を考えていますか
断熱性能が高いということは、少ない熱でも温度を上げることができるということです。たかが窓の性能を上げたぐらいでと思われるかもしれませんが、テラス窓(畳2枚分の窓ガラス)から得られる太陽の熱は真冬でも6畳用エアコンに匹敵します。つまり夏でも暖房を入れているのと同じなのです。そして、断熱を高めるということは保温性の高めることですから、どんどん熱は溜まり熱籠りを起こします。
結露も熱籠りもなく1年を快適に暮らすために
①実は皆さんどうすればいいか知っています
1年をとおして暑くも寒くもないお部屋作りのポイントは実は誰もが知っています。暑い夏の時期はできるだけ太陽を避けたいもの。だから日傘や影を選んで歩いています。そして真冬は太陽さえ照っていればポカポカと暖かいことも知っています。季節によって変わる太陽の位置と周りの建物など環境による影を計算し、建物の保温性能とのバランスを勘案して1年間を通じて不快にならない室温を設計することができます。
東京では珍しい大雪の朝。暖房運転なしでも室温20℃
就寝前に暖房を止めても前日の余熱が朝まで維持できるから、寒い冬の朝でも楽ちんです。身体の負担が無くなることが一番の効果です。
H20年度東京都環境局省エネリフォーム優良事例受賞
弊社成功物件の3つが東京都のリフォームガイドブックに掲載されています。ずっと前から快適な温度に取り組んできました。
②表面温度が体感に大きな影響を与える
熱の不快(寒い・暑い・結露)を感じないために断熱リフォームを思い立ったはずなのに、なぜか人は体感温度ではなく室温を気にします。しかし室温はいい加減で、室温が22度で頂戴良いと感じるお部屋もあれば、22度では肌寒いお部屋もあります。この温度の違いの原因は身の回りの壁などの表面温度です。
③結露対策から1年を通して快適なリフォームへ
結露がつくような冷たい場所があるほど、そして冷たければ冷たいほど室温は早く奪われます。この奪われる熱が多い=スピードが速いほど「寒い」と感じます。寒いがゆえに暖房の温度設定を上げることになり、結露はさらにつきやすくなります。
この表面温度は室温と外気温そして断熱性能から計算することができます。つまり結露を発生させない表面温度や結露をさせない断熱性能も計算して求めることができます。そしてこの計算方法を使えば、寒いと感じさせない表面温度も、そのために必要な断熱も計算して割り出すことができます。
断熱一辺倒の断熱リフォームも危険
断熱材ができるのは温度を保つことです。温度を上げることも下げることもできません。日差しがあたらない玄関など、冷たい場所は断熱性能上げただけでは暖かくなりません。必ずどこからか熱を貰わないと冷たいままです。どうやって熱を確保するのか。どれだけの熱を加えてあげればよいのかを計算しなければなりません。エアコンを使っう方法もありますし、窓から差し込む太陽の熱を利用してもいいと思います。ご希望をしっかり聞かせていただいて、入念に計画(断熱設計)すれば1台の暖房で1階も2階も暖かい家にすることもできるのです。
事例:都内マンションの結露対策
都内にお住いの竹田さんのお住まいはマンションの4階。結露が酷く、壁もところどころポツポツとカビが生えていました。「マンションって暖かいのはいいんだけれど結露が酷くて。こんなにスゴイとは思わなかった。」と竹田さんがおっしゃるので私はマンションは戸建とくらべて密閉度が高いから、湿気が漏れることがなく結露はしやすいと答えました。
竹田さんの住まいはマンションの中間階で両隣もありますから外気に触れている壁面が少ないため、本来は暖かく快適なのですが、竹田さん曰くは「滝のような結露」で、結露が壁を伝っているのを見かけショックを受けたそうです。
私は「この様子では窓の結露を止めると窓の下の壁が結露するかもしないので、壁と窓のそれぞれの温度を記録する温度計とお部屋の温度と湿度を記録する温度計を3日間取付けさせてもらいました。その結果壁にも結露がついてもおかしくない温度に壁もなることがわかり、当初は窓だけの断熱リフォームが、部分的な断熱リフォームに変わりました。
窓回りの室内壁を壊したところ、室内壁の裏側は真っ黒。木材にも水の跡がありました。断熱材は気密が確保しやすく、断熱性能も高い現場発泡断熱材を使いました。結露を止めるだけなら数センチでことは足りますが、「手間は同じですから、快適になるように」と私が提案し壁の厚みいっぱいとしました。このお部屋は太陽による熱籠りの心配はありませんので、エアコンの熱をできるだけ外に漏らさないように保温性能が高い窓ガラスと気密性が高い内窓を使いました。
竹田さんからは翌日の朝から結露を見ることがなくなった様子を「あんなに悩んでいたのは何だったの」と表現してくださり、「暖房がものすごく効くよね。すぐに暖まりそしてなかなか冷めないからエアコンが時々しか動かない。」「とにかく冷えを感じなくなったことには驚いた。」と笑顔でご報告を頂きました。
1年を通して快適な断熱リフォームを届けたい
最も結露がしやすく、一番冷たくなる場所が窓だからこそ、2000年から、快適と温度に取り組んできました。そのかいあって愛・地球博サイバー日本館では窓の断熱窓リフォームを紹介。以降、行政との普及啓発活動にも多数取り組み、その中で出会った仲間の助けを借りて、快適シミュレーターを開発してきました。暮らしの中の温度のことなら、僕が任せてください。私中西は、暮らしの熱のアドバイザーそして快適請負人として、あなたの信頼に足る最初で最後の相談先でありたいと常々思っています。
快適温度シミュレーター開発メンバー
まずはあなたのお悩みを聞かせてください。フリーダイアルでお待ちしています。