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お住まいがマンションの方の工事
全ての窓に対して事務局であるSIIに登録されている窓及び窓ガラスを使って下のいずれかの方法で窓のリフォームを行うこととしています。
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熱貫流率U値2.33W/m2・Kとなる内窓の設置
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窓ガラスを熱貫流率U2.33W/m2・Kを満たすガラスに交換
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熱貫流率U値2.33W/m2・Kのガラスを使った窓に入れ替え。
リフォームの内容はすべて同じである必要はなく、キッチンは窓ガラスの入れ替え、寝室は内窓の設置など上のメニューの組合せは自由です。
(1)内窓を設置する ‐おすすめ
内窓の設置・・・・・・ペアガラスまたはLow-Eペアガラスを入れた内窓
内窓にはめるガラス |
判定 |
一枚ガラス入り |
× |
ペアガラス入り |
○ |
Low-Eペアガラス |
○ |
真空ガラス |
○ |
Low-E真空ガラス |
○ |
(2)窓ガラスの交換-網入りガラスは難あり
窓ガラスの交換・・・・・・Low-EペアガラスまたはLow-E真空ガラス
交換に必要な窓ガラス |
判定 |
ペアガラス |
× |
Low-Eペアガラス |
○ |
Low-Eガス入りペアガラス |
○ |
真空ガラス |
× |
Low-E真空ガラス |
○ |
※1 Low-E膜の種類によっては6ミリ以上
(3)窓の交換-期日で困難
窓の交換にはいくつか方法がありますが集合住宅の場合カバー工法と呼ばれている方式による窓交換が一般的です。これは、戸本体を外して枠(レール)だけの状態にして、既設の枠に新しい枠(レールを)被せます。つまり戸をはずしてできた四角いレールの内径に一回り小さな窓(レールと戸本体)を入れてしまう工法です。
時々、扉本体だけを交換できないのかとご質問を頂きますが、残念ながらこれはできないとお考えになってください。(まれに出来るものもあります)
窓は共有財産(分譲であってもです。)とされていますので、一所帯だけ違う窓になってしまうため、外観の問題からも管理組合様の許可を得られません。
よってマンションなどの集合住宅にお住まいの方は下の方法が現実的です。
①Low-Eペアガラスに窓ガラスを交換
②Low-Eペアガラスまたは真空ガラス入りの内窓の設置
注意すべき点
①窓ガラスは共有物
窓ガラスの交換の場合は注意が必要です。それは、窓は共有部分とされている点です。しかしこれも、平成23年に国土交通省が改定したマンション標準管理規約22条2項では、性能向上となる窓のリフォームは入居者の負担でリフォームできる事が記されていますので、多くの建物はマンション標準管理規もしくはそれを踏まえて管理規約を整備しますので届けさえ出せばこちらは可能です。
②網入りガラスの場合はどうすべきか
網入りガラスは消防法に基づき、火災の恐れが強い窓に使われます。ですから、交換するLow-Eペアガラスも網入りである必要があります。ガラスの厚みが大変厚くなり、一枚ガラス用のサッシにはめ込むことができません。しかし、真空ガラス「スペーシア」や耐熱強化Low-Eペアガラス「ペアスマート」であれば、交換できますが、これもサッシによってははめ込みないモノもあり、最終的な判断は現地確認をするより方法がありません。
内窓による窓の二重化であれば、そもそも今の窓(外窓)は全く触ることなく、室内側から窓を設置するのでこちらであれば、このようなことも関係がありません。
では、どちらが効果的でしょうか?